家庭教師は素晴らしいものです。特に小学生や中学生など、小さな時に家庭教師をつけることは大変お勧めできます。勉強の基礎を学ぶなら、塾に通うよりも家庭教師をつけたほうが効果は絶大です。
本当に良い家庭教師を選ぶための第一歩は、家庭教師派遣業者の見極めです。家庭教師派遣の業界は狭いものです。誤った家庭教師派遣業者を選んでしまうことの無いよう、そして本物の家庭教師を選ぶためにもその実態を知っておいてください。
中学生や高校生の息子・娘さんをお持ちの家庭は一度くらい「ほにゃらら大学のものですが、家庭教師の無料体験いかがでしょうか?」などといった一流大学の学生からの家庭教師の勧誘電話が来たことがあるでしょう。これは学生が主催で家庭教師の派遣業を行っていると称していながら、実はほにゃららの大学ではない学生が多く、普通の大人が経営している会社であることがほとんどです。
私も大学生の時、家庭教師派遣業者でテレフォンアポインターという横文字のアルバイトをしていました。要は家庭教師を斡旋するための電話営業です。
家庭教師を奨めるための第一声が「“今だけ”家庭教師体験授業が無料」という今だけお得を2年以上も続けてきました。この家庭教師派遣会社で、家庭教師の良いところばかりを強調して紹介を続けていました。
東京大学、早稲田大学、慶応大学など一流大学が主催している家庭教師会という素人感をかもし出して信頼を得るという手口なのですが、実際にその大学(東京大学、早稲田大学などの一流大学名をだす)に通うテレフォンアポインターは3分の1程度、大部分はフリーターか、高校生アルバイトです。確かに学生ではありますが、詐称している場合がほとんどなのです。
私が働く家庭教師派遣業者のテレフォンアポインターは基本給+歩合制(インセンティブ)だったので、とにかく家庭教師のメリットをあげまくりながら、数うちゃあたるとばかりに電話を掛けまくりました。
実際の家庭教師派遣はその大学に限らず、さまざまな大学の学生を送り込みます。というのも家庭教師を派遣する家庭は関東全域だったので、交通費問題が発生します。家庭教師の給料には交通費が入りません。したがって家庭教師を派遣する家庭になるだけ近くにすんでいる家庭教師を派遣するのです。
通う大学を詐称して、とまでは流石にしていませんでした。しかしあまり聞きなれない大学の生徒でも、家庭教師として派遣します。家庭教師派遣のアポイントを取ったものの、その家庭が遠く通わせる家庭教師がいない場合、既に雇っている家庭教師の友人ばかりでなく、アポインターを派遣させることもあります。
| 家庭教師派遣業者の営業電話 | 家庭教師の無料体験 | 家庭教師の募集 | 家庭教師への指導の実態 | 家庭教師の料金 | 家庭教師との相性